【特別企画】第82回カテラン杯 カバレージ【スタンダード】
2012年7月24日 TCG全般 コメント (20)初カバレージ。
拙い出来ですが新潟のマジック界がますます発展するといいなぁーと思って書きました。
敬称略です。
大会名 第82回カテラン杯
大会形式 スタンダード構築戦
参加人数 21名
ラウンド数 スイスラウンド5回戦
**********
たな~vs.8ch
たな~といえばPTベスト8をはじめ、GPベスト4経験もある新潟のマジックシーンを代表するトッププレイヤーである。対する8chは先のGP横浜で初日全勝を果たした新潟のライジング・サン。横浜を駆け抜けた勢いを見せつけることができるか。
使用するデッキはそれぞれたな~が青白Delver、8chが青白t黒Spirit。M13で新たに加わった新顔たちの出番にも注目したい。
ダイスロールの結果、先行はたな~。両者ともマリガンはなく静かに1ゲーム目の幕が切って落とされた。
1ターン目はたな~が金属海の沿岸、8chが進化する未開地をそれぞれ置き合う。続くターンにたな~が思案を唱えると、8chもエンド時に未開地から島をサーチしつつ思案。続けてギタクシア派の調査を通常マナで支払い、キャスト。たな~のハンドが暴かれる。
聖トラフトの霊
瞬唱の魔道士
蒸気の絡みつき
はらわた撃ち
平地
氷河の城砦
公開されたカードを丁寧にメモを取ると、タップアウトとなった8chはターンを返す。予定調和のたな~の聖トラフトの霊に対しては、これまた予定調和の幻影の像で対処する8ch。盤面を均衡に保つ。
それならばとたな~はメインで瞬唱の魔道士から思案をFB。場にクロックを用意しつつ更なる驚異を引きにいく。8chも未練ある魂を唱え、場を固めようとするが、たな~はエンド時に既に見られているはらわた撃ちと蒸気の絡みつきでトークン2体を強引に排除する。それに合わせて8chもはらわた撃ちを瞬唱に。そう簡単には主導権を握らせない。
たな~はドローゴー。今度は8chが瞬唱から思案FB。未だに8chの場には黒マナがなく、墓地の未練ある魂はFBできない状態だ。しかしこの思案FBでは有効牌を引き入れることができなかった8ch はシャッフルを選択し、追加で秘密を掘り下げる者をキャストする。たな~はスタックで思考掃きを唱え、この秘密を掘り下げる者は無事着地したものの、ターン終了時に現れたたな~の瞬唱の魔道士(FBははらわた撃ち)によって即座に葬り去られてしまう。
ここまで両者とも丁寧に場の均衡を保っていたが、たな~がルーン唱えの長槍を戦場に加えると、天秤は徐々にたな~に傾いていく。即座に瞬唱に装備し、このゲーム初となる攻撃宣言をしたたな~。8chははらわた撃ちで凌ぐも、たな~が秘密を掘り下げる者を戦場に追加するとその表情が微かに曇る。
8chはため息をつきながらも自らの瞬唱の魔道士に対して蒸気の絡みつきを放ち、再度唱えなおす。はらわた撃ちをFBし、秘密を掘り下げる者を除去する。ファイレクシアマナによって徐々にではあるが、8chのライフは危険水域に近づいている。ルーン唱えの威力を重々知っている8chは、たな~の場には徹底して生物を残さない。
しかしたな~のハンドからはまたしても秘密を掘り下げる者が。ルーン唱えを装備して次のターンに備える。
苦しい8chは思案で解決策を探しにいくがまたもシャッフル。それでもようやく黒マナに繋がる進化する未開地を引き込むことができた。すなわち、これで長らく出番を待ち続けていた墓地の未練ある魂と、既に戦場に置かれていた大天使の霊堂が意味をもつことができる。果たして間に合うか。未練ある魂をハンドから唱え、たな~のアタックに備える。
たな~は長槍を担いだ秘密を掘り下げる者でアタックするも、8chのスピリット・トークンが行く手を阻む。返しに8chは未練ある魂をFBし、トークンと瞬唱でアタック。たな~は修復の天使で瞬唱を返り討ちにすると、返す刀で2体をレッドゾーンに送り込む。秘密を掘り下げる者はチャンプブロックされるが、じわじわと8chを追い詰めていく。
8chもチャンプブロックで懸命に耐えるも、はらわた撃ちを捲り変身した昆虫の逸脱者に対して放った四肢切断でいよいよライフは2。
たな~がハンドのはらわた撃ちと青い魔道士を見せると8chは投了を宣言した。
たな~ 1‐0 8ch
GAME2
両者ともスムーズにサイドチェンジを行い、8chが先攻。即キープを宣言した8chに対して悩んだ上でキープすることに決めたたな~。
8chは島セットから思案。1ゲーム目では思案に嫌われた8chであったが、今度はシャッフルすることなくデッキの上にカードを積み込む。ここから8chは、2ターン目に秘密を掘り下げる者を召喚すると、3ターン目には未練ある魂を公開しながら昆虫の逸脱者へと変身。一気に攻勢に出る。
未練ある魂をマナ漏出し、昆虫の四肢を切断しひとまず場を整えようと試みたたな~であったが、8chの次の一手はまたしても未練ある魂。一度手にしたイニシアチブをそう簡単には譲らない。
たな~が聖トラフトの霊を戦場に加えると、8chはギタクシア派の調査でたな~のハンドを確認。ライフでは優位に立っているため、押すか引くかを定める重要な場面だ。たな~は「恥ずかしい~」とこぼしながら5枚のハンドを公開した。
瞬唱の魔道士
瞬唱の魔道士
瞬唱の魔道士
精神的つまずき
四肢切断
墓地にはマナ漏出と四肢切断しかないたな~にとってこのハンドは厳しい。これを受けて8chは迷わずトークンをレッドゾーンに。たな~のライフを11まで落とす。さらにターランドの発動で2体のドレイクを召喚し、たな~に猶予を与えない。
たな~はマナを払い、ギタクシア派の調査。8chの精神的つまずきに対して小孝しつつこちらもマナを払っての精神的つまずきで通してみるものの…、
8chの最後の一枚のハンドがドラグスコルの隊長であることを確認すると、「無理だー」と畳んだ。
たな~ 1‐1 8ch
GAME3
じっくりサイドボードを見直す8ch。このゲームは後手番であることも加味して念入りにサイドチェンジを行う。たな~はノーチェンジ。
たな~が先攻を宣言するも即マリガン。8chも付き添い、お互い6枚のハンドで最後のゲームが始まった。
初動は8chの思案。じっくり先のプランを練り、意を決してトップにカードを積み込む。返すたな~のギタクシア派の調査には精神的つまずき。たな~も8chの順風をマナ漏出でカウンターする。
ここでたな~の土地が2枚で止まってしまうが、8chも動けない。3枚目の土地を引いたたな~は聖トラフトの霊をノータイムでキャスト。8chに幻影の像はなく、代わりにこの伝説のクリーチャーを相手取るには少し心許ないドラグスコルの隊長を戦場に送り込む。
たな~は蒸気の絡みつきで聖トラフトの道を切り開くとそのままアタックし、8chのライフは13に。
返しに再度ドラグスコルの隊長を唱える8chだったが、たな~の雲散霧消が突き刺さる。これには8chも苦い顔。このまま決まってしまうのか。
8chもこのまま終わるわけにはいかないと、二度目の聖トラフトのアタックに対して、お供の天使トークンを蒸気の絡みつきでバウンスし、自身のターンに幻影の像で対消滅に成功する。さらに順風を設置し、今後の展開を優位に進められる場を構築する。
しかし、たな~の動きは完璧といっていいものだった。
まず8chのエンド時に修復の天使をキャストし、攻めを継続させる。さらに8chの渾身の未練ある魂も瞬唱の魔道士からのマナ漏出で打ち消し完全に蓋をする。これぞクロックパーミッションといった動きで終始マウントを取り続けたたな~が、白星をもぎ取った。
たな~ 2‐1 8ch
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拙い出来ですが新潟のマジック界がますます発展するといいなぁーと思って書きました。
敬称略です。
大会名 第82回カテラン杯
大会形式 スタンダード構築戦
参加人数 21名
ラウンド数 スイスラウンド5回戦
**********
たな~vs.8ch
たな~といえばPTベスト8をはじめ、GPベスト4経験もある新潟のマジックシーンを代表するトッププレイヤーである。対する8chは先のGP横浜で初日全勝を果たした新潟のライジング・サン。横浜を駆け抜けた勢いを見せつけることができるか。
使用するデッキはそれぞれたな~が青白Delver、8chが青白t黒Spirit。M13で新たに加わった新顔たちの出番にも注目したい。
ダイスロールの結果、先行はたな~。両者ともマリガンはなく静かに1ゲーム目の幕が切って落とされた。
1ターン目はたな~が金属海の沿岸、8chが進化する未開地をそれぞれ置き合う。続くターンにたな~が思案を唱えると、8chもエンド時に未開地から島をサーチしつつ思案。続けてギタクシア派の調査を通常マナで支払い、キャスト。たな~のハンドが暴かれる。
聖トラフトの霊
瞬唱の魔道士
蒸気の絡みつき
はらわた撃ち
平地
氷河の城砦
公開されたカードを丁寧にメモを取ると、タップアウトとなった8chはターンを返す。予定調和のたな~の聖トラフトの霊に対しては、これまた予定調和の幻影の像で対処する8ch。盤面を均衡に保つ。
それならばとたな~はメインで瞬唱の魔道士から思案をFB。場にクロックを用意しつつ更なる驚異を引きにいく。8chも未練ある魂を唱え、場を固めようとするが、たな~はエンド時に既に見られているはらわた撃ちと蒸気の絡みつきでトークン2体を強引に排除する。それに合わせて8chもはらわた撃ちを瞬唱に。そう簡単には主導権を握らせない。
たな~はドローゴー。今度は8chが瞬唱から思案FB。未だに8chの場には黒マナがなく、墓地の未練ある魂はFBできない状態だ。しかしこの思案FBでは有効牌を引き入れることができなかった8ch はシャッフルを選択し、追加で秘密を掘り下げる者をキャストする。たな~はスタックで思考掃きを唱え、この秘密を掘り下げる者は無事着地したものの、ターン終了時に現れたたな~の瞬唱の魔道士(FBははらわた撃ち)によって即座に葬り去られてしまう。
ここまで両者とも丁寧に場の均衡を保っていたが、たな~がルーン唱えの長槍を戦場に加えると、天秤は徐々にたな~に傾いていく。即座に瞬唱に装備し、このゲーム初となる攻撃宣言をしたたな~。8chははらわた撃ちで凌ぐも、たな~が秘密を掘り下げる者を戦場に追加するとその表情が微かに曇る。
8chはため息をつきながらも自らの瞬唱の魔道士に対して蒸気の絡みつきを放ち、再度唱えなおす。はらわた撃ちをFBし、秘密を掘り下げる者を除去する。ファイレクシアマナによって徐々にではあるが、8chのライフは危険水域に近づいている。ルーン唱えの威力を重々知っている8chは、たな~の場には徹底して生物を残さない。
しかしたな~のハンドからはまたしても秘密を掘り下げる者が。ルーン唱えを装備して次のターンに備える。
苦しい8chは思案で解決策を探しにいくがまたもシャッフル。それでもようやく黒マナに繋がる進化する未開地を引き込むことができた。すなわち、これで長らく出番を待ち続けていた墓地の未練ある魂と、既に戦場に置かれていた大天使の霊堂が意味をもつことができる。果たして間に合うか。未練ある魂をハンドから唱え、たな~のアタックに備える。
たな~は長槍を担いだ秘密を掘り下げる者でアタックするも、8chのスピリット・トークンが行く手を阻む。返しに8chは未練ある魂をFBし、トークンと瞬唱でアタック。たな~は修復の天使で瞬唱を返り討ちにすると、返す刀で2体をレッドゾーンに送り込む。秘密を掘り下げる者はチャンプブロックされるが、じわじわと8chを追い詰めていく。
8chもチャンプブロックで懸命に耐えるも、はらわた撃ちを捲り変身した昆虫の逸脱者に対して放った四肢切断でいよいよライフは2。
たな~がハンドのはらわた撃ちと青い魔道士を見せると8chは投了を宣言した。
たな~ 1‐0 8ch
GAME2
両者ともスムーズにサイドチェンジを行い、8chが先攻。即キープを宣言した8chに対して悩んだ上でキープすることに決めたたな~。
8chは島セットから思案。1ゲーム目では思案に嫌われた8chであったが、今度はシャッフルすることなくデッキの上にカードを積み込む。ここから8chは、2ターン目に秘密を掘り下げる者を召喚すると、3ターン目には未練ある魂を公開しながら昆虫の逸脱者へと変身。一気に攻勢に出る。
未練ある魂をマナ漏出し、昆虫の四肢を切断しひとまず場を整えようと試みたたな~であったが、8chの次の一手はまたしても未練ある魂。一度手にしたイニシアチブをそう簡単には譲らない。
たな~が聖トラフトの霊を戦場に加えると、8chはギタクシア派の調査でたな~のハンドを確認。ライフでは優位に立っているため、押すか引くかを定める重要な場面だ。たな~は「恥ずかしい~」とこぼしながら5枚のハンドを公開した。
瞬唱の魔道士
瞬唱の魔道士
瞬唱の魔道士
精神的つまずき
四肢切断
墓地にはマナ漏出と四肢切断しかないたな~にとってこのハンドは厳しい。これを受けて8chは迷わずトークンをレッドゾーンに。たな~のライフを11まで落とす。さらにターランドの発動で2体のドレイクを召喚し、たな~に猶予を与えない。
たな~はマナを払い、ギタクシア派の調査。8chの精神的つまずきに対して小孝しつつこちらもマナを払っての精神的つまずきで通してみるものの…、
8chの最後の一枚のハンドがドラグスコルの隊長であることを確認すると、「無理だー」と畳んだ。
たな~ 1‐1 8ch
GAME3
じっくりサイドボードを見直す8ch。このゲームは後手番であることも加味して念入りにサイドチェンジを行う。たな~はノーチェンジ。
たな~が先攻を宣言するも即マリガン。8chも付き添い、お互い6枚のハンドで最後のゲームが始まった。
初動は8chの思案。じっくり先のプランを練り、意を決してトップにカードを積み込む。返すたな~のギタクシア派の調査には精神的つまずき。たな~も8chの順風をマナ漏出でカウンターする。
ここでたな~の土地が2枚で止まってしまうが、8chも動けない。3枚目の土地を引いたたな~は聖トラフトの霊をノータイムでキャスト。8chに幻影の像はなく、代わりにこの伝説のクリーチャーを相手取るには少し心許ないドラグスコルの隊長を戦場に送り込む。
たな~は蒸気の絡みつきで聖トラフトの道を切り開くとそのままアタックし、8chのライフは13に。
返しに再度ドラグスコルの隊長を唱える8chだったが、たな~の雲散霧消が突き刺さる。これには8chも苦い顔。このまま決まってしまうのか。
8chもこのまま終わるわけにはいかないと、二度目の聖トラフトのアタックに対して、お供の天使トークンを蒸気の絡みつきでバウンスし、自身のターンに幻影の像で対消滅に成功する。さらに順風を設置し、今後の展開を優位に進められる場を構築する。
しかし、たな~の動きは完璧といっていいものだった。
まず8chのエンド時に修復の天使をキャストし、攻めを継続させる。さらに8chの渾身の未練ある魂も瞬唱の魔道士からのマナ漏出で打ち消し完全に蓋をする。これぞクロックパーミッションといった動きで終始マウントを取り続けたたな~が、白星をもぎ取った。
たな~ 2‐1 8ch
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コメント
次回も期待してますw
次回は普通に大会出たいですw
ずっとスマホをペコペコしてましたw
サンキュー!修正しました!
お疲れ様です。
次回もお願いします
非常に読みやすかったですよ
やっぱりカバレッジはいいものだね
これに続いてカバレッジが増えるといいなあ
そういってもらえるとありがたいです!
自分でも書いてて楽しくなってきてましたw
自分がカバレージ読むの大好きなんでたまにはこういった企画もいいですよね!
どうもっす!
次は大会に出たいんだってばw
他県の方からほめてもらえるとめっちゃ嬉しいですね。
ありがとうございます!
カバレージいいっすよね!
続く人が出てきてほしいっす!